はせがわ芳見の創作日記

「誰かのために生きる☆スターリィマンの愛の生き方をみつめて」 

5歳の娘と創作した絵本「キラキラバナナ」

本棚の奥に、忘れていた
娘と創った絵本を見つけた。

幼稚園の年長さんの夏休みのこと、
娘から、「ママ、ゆきも絵本創りたい❗️」と言われ、。

「じゃ、ママがお話担当するね、
    どんなお話がいいかな?」と聞くと、

「バナナとかフルーツとか
    お姫様とかお星様とかのお話が良い」

 「そうか、じゃ、ゆきちゃんの行ったこと
     全部入っているお話を、ママ考えるから」と言って、
  できたお話が「キラキラバナナ」でした。

  そのお話を読みながら、
  むすめはちちおやにききながら
  (手伝ってもらったところもあり)
  画用紙7枚の絵を書きました。
 
 絵にワープ原稿のお話を入れて、
 そして、手作り満載の
 以下のような、母娘合作の初絵本になりました。

        「キラキラバナナ」
    
           ぶん  はせがわよしみ
           え      はせがわ   ゆき

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    ここは、フルーツのくにです。
    バナナのおうさまおきさきさまに、
    かわいいおんなの子がうまれました。


  月日がながれて、バナナの子は、
  げんきなおひめさまに、なりました。

  バナナのおひめさまと、
  なかよしのブドウくん、イチゴちゃんは、
  おとなにまるまえに、
 
  いちど、あおくて、
  とてもステキだという、ちきゅうに、
  いってみたいと、
  いつもおもっていました。

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   ある月よのばん、
   3人は、ながれ星にのって、
   でかけていきました。
  
   3人はやっとのおもいで、
   ちきゅうにつきました。

   そこは、びょういんのおくじょう。

   そのようすを
   びょういんのまどから、
   みていたおんなの子がいました。

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   つぎの日、おんな子が
   おくじょうにいってみると、

   きいろ、むらさきいろ、あかいろのたまが、
   おちていました。

   「まぁ   きれいなたま」と、
   おんなの子は、ひろいました。

  そして、たいせつに、
   ほうせきばこに、しまいました。

  女の子は、まいにち、
  きいろ、むらさきいろ、あかいろの
  きれいなたまが入っている、ほうせきばこを、
  たいせつに、だいてねました。


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   あるつきよのすてきなばん、
   ながれぼしがとおりました。

  きいろ、むらさきいろ、あかいろのたまは、
  ほうせきばこから、とびだして、
  バナナ、ブドウ、イチゴの
  すがたに、もどりました。

 「ちょっと、ちきゅうをみてまいりましょう!」
 と、3人は、ながれぼしの、じゅうたんにのって、
 でかけていきました。
 
  ちきゅうの子どもたちが、
  すんでいる、まちや、
  しぜんのやま、かわ、うみなど
  いろんなところを、まわってきました。

  よるがあけるまえに、
  3人はほうせきばこに、
  もどりました。

  つぎのながれぼしが、とおったばん、
  また、3人は、ほうせきばこから、とびだして、
  ゆめのなかで、女の子とあいました。
  
   女の子は、びっくりしましたが、
   すぐに、バナナ、ブドウ、イチゴの3人と
   なかよくなりました。

   3人は、おんなの子に、
   ちきゅうを、みてきたことを、
   はなしました。

  「わたしたちのフルーツのくによりも、
     ちきゅうはステキなところが、
     たくさんありました。
 
     たべものも、いっぱいあって、
     おどろきました。

   「でも、みんなたべきれないで、
       すててしまうんですね。

       フルーツのくにでは、たべられるだけ、
       とってたべます。
       ゴミはほとんどでません。

      フルーツのくにのほうが、
      くうきやみずがおいしいです。

     だから、みんなげんきです。


   「ちきゅうに、おいしいくうきが、
      もどって、みんなげんきに、なったら、

     ちきゅうのみんなを、
     フルーツのくにに、
     ごしょうたいしましよう!」


    「あなたは、とてやさしい子です。
       わたしたちを、たいせつに、してくれました。

      そのやさしさを、いつまでわすれないで、
      ちきゅうをたいせつに、あいしてください!」

    「ちきゅうにきて、
       あなたと、おともだちになれて、
       よかった。」

      3人は、おんなの子と、あくしゅをしました。

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   つぎのあさ、おんなの子が、めをさまして、
   いそいで、ほうせきばこをあけました。

   ほうせきばこには、
   きいろ、むらさきいろ、あかいろのたまは、
   ありませんでした。

   そのかわりに、キラキラひかるバナナが
   1ぽんはいっていました。

   おんなの子は、そのバナナを食べて、
   げんきになりました。

   そして、おうちにかえりました。

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  げんきになったおんなの子は、
  よるになると、
  いつもよぞらを、みあげながら、
   
  「このほしのどこかに、
     フルーツのくにがあるのね。

     フルーツのくにに、まけないような
     ちきゅうになるように、、」と

     それから、まいばんいのりました。

                                            ⭐︎⭐︎⭐︎

母娘の絵本創りから、20数年経った今は、私たちの作品の装丁デザインをして、出版してくれるようになりました。。

3月3日 電子書籍発売
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家庭、学校教育に大切な「育ての心」とは 

就学前の親子が仲良よく
毎日コミュケーションが
少しでも取れるように絵本の原稿を
昨年はシリーズで10作を創作した。

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小学生1、2年生の年齢が、
いじめの増加が進んでいることを知り、
創作した原稿を幼児向けから
小学校低学年に書き直した方が良いのではと
昨年の10月ぐらいから、強く思うようになった。

そう思って、いじめのない学校生活の実現を目指しての
シンポジュウムに参加して出会った「倉橋惣三先生」

先生の「育ての心」の著書を知り、
子どもを育む親と教育者の大切な原点の教えが

シンプルなのに、深い真理に感動した。

そんな先生の「育ての心」の一部をご紹介する。




フレーベル館 「育ての心」 倉橋惣三先生(幼児教育の基礎を築いた教育者)



  

 自ら育つものを育たせようとする心。
  それが育ての心である。

  世の中にこんな楽しい心があろうか。
  それは明るい世界である。
  温かい世界である。

  育つものと育てるものとが、
  互いの結びつきに於て相楽しんでいる心である。

 育ての心。

  そこには何の強要もない。
  無理もない。
  育つものの偉(おお)きな力を信頼し、
  敬重して、その発達の途に遵うて発達を遂げしめようとする。

  役目でもなく、義務でもなく、誰の心にも動く真情である。

 しかも、この真情が最も深く動くのは親である。
 
  次いで幼き子等の教育者である。
  そこには抱く我が子の成育がある。

  日々に相触るる子等の生活がある。
  欺うも自ら育とうとするものを前にして、
  育てずしてはいられなくなる心、
  それが親と教育者の最も貴い育ての心である。
 
 それにしても、育ての心は相手を育てるばかりではない。
  それによって自分も育てられてゆくのである。
 
  我が子を育てて自ら育つ親、
  子等の心を育てて自らの心も育つ教育者。z
  育ての心は子どものためばかりではない。
  親と教育者とを育てる心である。
 

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 子どもたちの中にいて

 
  <ひきつけられて>

 子どもがいたずらをしている。
 
 その一生懸命さに引きつけられて、
 止めるのを忘れている人。

 気がついて止めてみたが、またすぐに始めた。
 そんなに面白いのか、
 
 なるほど、子どもとしてはさぞ面白かろうと、
 識らず識らず引きつけられて、ほほえみながら、
 叱るのをも忘れている人。

 実際的には直ぐに止めなければ困る。
 教育的には素より叱らなければためにならぬ。
 
 しかも、それよりも先ず、取り敢えず、
 子どもの今、その今の心もちに引きつけられる人である。


 それだけでは教育になるまい。
 
 しかし、教育の前に、
 先ず子どもに引きつけられてこそ、
 子どもへ即(つ)くというものである



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 子どもにとってうれしい人とは、
 こういう先生をいうのであろう。
 側から見ていてもうれしい光景である。





   今の世の中は、「あたたかなまなざし」、「寛容さ」、
 そのようなものがだんだんと少なくなり、

 子どもたちから「子どもらしさ」を奪い、
 まるで「小さな大人」を大量生産しているような気さえしてきます。

 私が小学校の低学年だったころ、
 当時は長野に住んでいましたが、
 
 学校でドッジボールが流行った時期があって、
 休み時間になると、
 みんなで体育館に行ってドッジボールをしていました。

 担任の先生も一緒に交じってやっていたのですが、
 盛り上がってくると先生は次の授業を潰して、
 そのままドッジボールをやり続けると
 いうことが度々ありました。

 そんな話を娘たちにしたところ、
 「(今では)絶対ありえん!」と口を揃えて言っていました。

 ずいぶん前のことなので、
 私の記憶も定かではありませんが、
 ドッジボールで授業が潰れたからといって、
 勉強が遅れて困ったなんてことは、
 おそらくなかったでしょうし、

 反対に「ああ楽しかった~」と満足して教室に入り、
 その後の授業には、
 より集中して取り組めたのではないかと思います。

 教育者には、知識や技術も必要ですが、
 やっぱり子どもたちから好かれる、
 尊敬される、喜ばれるといったことが
 一番重要なんじゃないだろうかと思います。

 子どもは「あんなふうになりたい!」と憧れを持てば、
 言われなくても一生懸命努力しますし、
 大好きな人が言うことや教えてくれることは、
 しっかりと心に刻んでいくものだと思います。
 
 私たち子どもにかかわる大人は、
 何より「子どもにとってうれしい人」でありたいと思います

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倉橋惣三先生の「心の肌」の詩に出会う

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       
昨年、
ある保育園さんから

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絵を描く主人と話し合って、
絵本をお受けすることになった。

 

それから、
絵本の物語の創作が始まった。

そんなある日
ある大学主催のシンポジュウムに参加して、

私は以下の詩に出会った。

 

こどもの心のはだ

こどもは手やほほだけでなくて

心の肌もやわらかい


対する大人の心の肌は、いかに荒れていることか

子の心の肌に、大人のがさがさした

心の肌が触れることを「怒るる」

 

この詩を書いたのは、
日本の幼児教育の基礎を築いた

倉橋惣三先生。

 

お恥ずかしいことに、
私は倉橋先生を存じ上げておりませんでした。


このたった85文字のこの詩を読んで、
こどもの心の表現  心の肌、、、 

それと大人の心の肌

この短い詩に
倉橋先生の幼児教育思想の根源
「愛の心」に魂が震えた。

何度も何度も、この詩を読み
子どもの心の肌
大人の心の肌

その比較を考え、
現代社会における様々な問題が
脳と心にぐるぐる駆け巡った


そして、倉橋惣三先生のことを
ネットで調べ、その情報から
ある人の投稿に共感した。

日本の幼児教育の基礎を築いたと言われる人で、
大正、昭和期に活躍した幼児教育学者です。
その倉橋惣三氏の『育ての心』という本を
改めて読んでいるのですが、

なんだか、今の日本の幼児教育、学校教育は、
倉橋先生の思想から、だんだん離れた方向に
向かっていっているような気がしてなりません



もう少し、先生を知ろう
そして、「育ての心」という本を
読むことにした。

読んで、直接には絵本の物語には
導入することはないと思うけど、

幼児教育に必須なことを
知らないのと知っているのでは
その本から、伝わる何かが変ってくる

私の想いが深まるから

もっともっと 学ぼう

倉橋先生のご本に出合って
本当に幸運だった。

まだまだ、知らないことだらけ
学ぶこといっぱい!

創作の毎日は、
どこまで、
私を育ててくれるのだろう!

 







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